「薄」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「薄」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うすい」
ア:「厚みが少ない」(反意語:厚)(例:薄氷)
イ:「物の濃度や密度などが少ない」
ウ:「気持ち・感情の度合いが弱い」(例:薄情)
エ:「利益が少ない」
オ:「病気などの症状が軽い」
カ:「関係などが浅い」
キ:「可能性が低い」
ク:「財産が少ない」
ケ:「土地がやせている」
コ:「命が短い」(例:薄命)
サ:「囲碁で、石の配置のしかたが堅固でない」
シ:「劇場などの客入りが悪い」
②「うすくする」
ア:「馬鹿にする」、「大切に思わない」
イ:「うすめる(濃度や密度を低くする)」
③「うすまる」、「うすれる」、「うすらぐ」、「うすくなる」、「少なくなる」
④「せまる(迫)」、「近づく」、「接近する」(例:肉薄、薄暮)
⑤「とどまる」
⑥「至る」
⑦「従う」、「頼る」、「集まる」
⑧「草むら(草木の群がり生えている所)」
⑨「まぶし(蚕に繭を作らせる為の、すだれ状の物)」
⑨「竹製の道具。かご・すだれなど」
⑩「いささか(ほんの少し、わずか)」
日本のみで用いられる意味
⑪「すすき(イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の
頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+溥)。「並び生えた草」の象形(「草」の意味)と
「流れる水の象形と糸巻きを手で巻きつける象形(「しき広げる」の意味)」
(「水があまねくに広がる」の意味)から、「草が広がる草原」、「うすい」を
意味する「薄」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ハク」
訓読み:「うす(い)」、「うす(まる)」、「うす(める)」、
「うす(らぐ)」、「うす(れる)」
常用漢字表外:「すすき」、「せま(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「いたる」
画数
「16画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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