「縁/緣」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「縁」は中学生で習います。「緣」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ふち」、「へり(はし)」
ア:「衣服のふち飾り」
イ:「物のへり」、「物のまわり」
②「よる」
ア:「ちなむ」、「基づく」
イ:「従う」
ウ:「頼る」
③「えにし(ゆかり、縁、つながり、関係)」(例:縁故、由縁)
④「まつわる」、「からむ」、「まとう」、「めぐらす」
⑤「めぐりあわせ」(例:因縁)
日本のみで用いられる意味
⑥「エン(縁側-日本の和風家屋に独特の構造で、家の建物の
縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路)」
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成り立ち |
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形声文字です(糸+彖)。「より糸」の象形と「つるべ井戸の滑車の
あたりから水があふれしたたる象形」(「重要なものだけ組み上げ
記録する」の意味だが、ここでは、「転」に通じ(「転」と同じ意味を
持つようになって)、「めぐらす」の意味)から、衣服のふちにめぐら
された装飾を意味し、そこから、「ふち」、「まつわる」を意味する
「縁」という漢字が成り立ちました。
※「緣」は「縁」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「縁」は「緣」の略字です。
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読み
音読み:「エン」、
訓読み:「ふち」
常用漢字表外:
「えにし」、「へり」、「ゆかり」、「よすが」、「よ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「まさ」、「むね」、「やす」、「ゆか」、「よし」、「より」
画数
「15画」(縁・緣)
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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