「通」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「通」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「とおる」
ア:「つらぬく」、「とおす」(例:貫通)
イ:「先へ進む」、「届く」、「ゆき渡る」、「達する」(例:流通)
ウ:「経る」、「経過する」
エ:「歩く」
オ:「さとる」、「理解する」
②「かよう」
ア:「行き来する」
イ:「物などを皆で用いる」、「互いに交換する」
ウ:「男女が不義の交わりをする」
エ:「行き来して仲良くする」、「親しむ」
③「つうじる・つうずる」
ア:「繋(つな)がる」
イ:「相手に伝わる」
ウ:「ある物事の詳しい知識を持つ」
エ:「広く行き渡る」
オ:「全体に及ぶ」(例:一年を通じて、寒い)
カ:「二者の間に立って、事がうまくまとまるようにする」
(例:友人を通じて、仲良くなる)
④「述べる」、「陳述する」
⑤「ひらく」、「設ける」(例:開通)
⑥「すべて」、「あまねく(広く)」(例:普通)
⑦「取次ぎをする」、「取次ぎ」
⑧「手紙や書類を数える語」(例:一通)
⑨「とおり」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(辶(辵)+甬)。「立ち止まる足の象形と十字路の
象形」(「行く」の意味)と「甬鐘(ようしょう)という筒形の柄のついた鐘」の
象形(「筒のように中が空洞である」の意味)からつつのように空洞で
障害物なくよく「とおる」を意味する「通」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ツ」、「ツウ」
常用漢字表外:「トウ」
訓読み:「かよ(う)」、「とお(る)」、「とお(す)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「とう」、「とうり」、「とうる」、「とおる」、「とし」、「なお」、
「のぶ」、「ひらく」、「みち」、「みつ」、「やす」、「ゆき」
画数
「10画」
部首
「辵・辶・⻌(しんにょう(之繞)、しんにゅう(之繞))」
「辵(辶・⻌)」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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