「悩/惱」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「悩」は中学生で習います。「惱」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なやむ」
ア:「どうすればよいかわからなくて苦しむ」、「解決・対処・処理方法
がわからなくて苦しむ」(例:苦悩)
イ:「身体の痛みや病気などで苦しむ」(例:原因不明の頭痛に悩む)
ウ:「その動作が思うように進まない意味を表す」(例:伸び悩む)
②「なやます(思い迷わせる、苦しめる)」
③「なやみ」
ア:「心の苦しみ」
イ:「病気」
④「人間の欲(食欲・睡眠欲・性欲)などによって起こる心の苦しみ」(例:煩悩)
日本のみで用いられる意味
⑤「ノウ(病気)」(例:御悩)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(忄(心)+巛+囟)。「心臓」の象形と「髪の象形と
乳児の頭蓋骨の象形」(「あたま」の意味)から、心や頭にかかわるもの、
すなわち、「なやみ」、「なやむ」を意味する「悩」という漢字が成り立ちました。
※「悩」は「惱」の略字です。
※「惱」は「悩」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ノウ」
常用漢字表外:「ドウ」
訓読み:「なや(ます)」、「なや(む)」
常用漢字表外:「なや(み)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「10画」(悩)
「12画」(惱)
部首
「忄(りっしんべん(立心偏))」
「忄」を含む漢字一覧
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