「廉/廉」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「廉」は中学生で習います。「廉」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「いさぎよい(潔)」
ア:「思い切りがよい」、「未練がましくない」
イ:「心がきれいで、正しい」、「自分一人の利益だけを考える
気持ちを持っていない」(例:清廉)
ウ:「人として守らなければならないとする行動の順序に反する事がない」
②「やすい(安)」、「価格が安い」(例:廉価)
③「つづまやか(生活ぶりが控え目なこと)」、「倹約(むだを省いて出費を
できるだけ少なくすること)」
④「かど(角)」、「すみ」
⑤「かどかどしい、かどがある(言動や性格がおだやかでない)」
⑥「節度(行き過ぎのない適当な程度)がある」
⑦「みきわめる(十分に確認する)」
⑧「取り調べる」(例:廉問)
日本のみで用いられる意味
⑨「かど(特に取り上げるべき事項・箇所、ある事柄の原因・理由となる点)」
(例:不審の廉)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(广+兼)。「屋根」の象形と「並んで植えられている
稲をあわせて手でつかむ」象形(「かねる」の意味)から、「家の壁の直線が
ぶつかりあう、かど」、角(とがった部分)が正しく整っているところから、
「いさぎよい」を意味する「廉」という漢字が成り立ちました。
※「廉」は「廉」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「レン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「いさぎよ(い)」、「かど」、「しら(べる)」、「やす(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おさ」、「きよ」、「きよし」、「すが」、
「すなお」、「ただし」、「やす」、「ゆき」
画数
「13画」(廉・廉)
部首
「广(まだれ(麻垂))」
「广」を含む漢字一覧
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