「考」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「考」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「かんがえる」
ア:「知識や経験等に基づいて、脳が仮想現実を
作って判断する。こう。」(例:考えてみる、一考)
ア-1:「結論を導き出す」(例:正しいと考える)
ア-2:「予想する」(例:考えてた通りの結果)
ア-3:「決意する」(例:結婚を考える)
ア-4:「色々な状況を想像する。こう。」
(例:周囲の状況を考える、考慮)
ア-5:「工夫する。工夫して作り出す。こう。」
(例:新しい技を考える、考案)
ア-6:「比較する。こう。」(例:違いを考える、考異)
ア-7:「調べて事実を明らかにする。取り調べて罰する。こう。」
(例:考古学、考察、考問)
イ:「占う」
②「かんがえ(かんがえる事)」(例:考えが甘い)
③「調べた結果を示す論文」(例:論考)
④「打つ。たたく。」(例:考掠、考問)
⑤「成る。成す。」
⑥「終わる。終える。」
⑦「長生き。年寄り。」(例:寿考)
⑧「父。死んだ父。」(例:先考)
⑨「試みる。試験する。」(例:考官)
⑩「試験。評定(一定の基準に従って価値・価格等を決める)。」
(例:考科、考課)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(耂(老)+丂)。「腰を曲げてつえをつく老人」の象形と
「曲がった彫刻刀」の象形(「曲がる」の意味)から「長寿の老人」の意味
する「考」という漢字が成り立ちました。借りて(同じ読みの部分に当て字
として使って)、「かんがえる」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「コウ」
常用漢字表外:「キョウ」
訓読み:「かんが(える)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「たか」、「ただ」、「ちか」、「とし」、「なか」、「なり」、
「なる」、「のり」、「やす」、「よし」
画数
「6画」
部首
「老・耂(おい、おいかんむり(老冠)、おいがしら(老頭))」
「老・耂」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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