「基」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「基」は小学5年生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「もとい(もと)」
ア:「建物の土台」
イ:「根本(物事が成り立っている基礎になるもの)」
ウ:「よりどころ(頼みとするところ、支え・助けてくれるもの)」
②「もとづく」
ア:「それが基となって起こる」
イ:「近づく」、「到達する」
③「すき(鋤)(地面を掘ったり、土砂などをかき寄せたり、土の中の
雑草の根を切るのに使用される道具、農具)」
④「一周年」
⑤「理化学で、化学変化の際に分子間を移動する原子の集まり」(例:塩基)
日本のみで用いられる意味
⑥「キ(墓・灯籠(とうろう)等を数えるのに用いる語)」(例:墓を一基建てる)
[元・本・基・下の使い分け](もと)
「元」・・・「物事の始め、最初の方」(例:火元、元議員)
「本」・・・「物事の大切な部分」(例:農業は国の本)
「基」・・・「助けとして用いる部分、物事を成り立たせる土台」
(例:資料を基とする、基とする考え)
「下」・・・「上に広がっているものに隠れている部分、影響の及ぶ範囲」
(例:灯台下暗し、法の下の平等)
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(其+土)。「農具:箕(み)」の象形(「箕」の意味
だが、ここでは、「方形でととのっている」の意味)と「土地の神を
祭る為に柱状に固めた土」の象形(「土」の意味)とから、四角で
整然とした「土台」を意味する「基」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「キ」
訓読み:「もと」、「もとい」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「のり」、「はじむ」、「はじめ」、「みき」、「もとき」、「もとし」、「もとや」
画数
「11画」
部首
「土(つち、つちへん(土偏))」
「土」を含む漢字一覧
|
書き順・書き方 |
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |