「窮」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「窮」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きわまる」
ア:「終わる」、「終わりになる」
イ:「限度・限界に達する」
ウ:「止まる」
エ:「ふさがる」、「詰まる」
オ:「苦しむ」
カ:「困る」、「動きがとれなくて困る」(例:窮困)
キ:「貧しくなる(財産や金銭が少なく、生活が苦しい)」(例:貧窮)
ク:「これ以上ないくらい~である」(例:退屈窮まる)
②「きわめる(可能な限度・限界まで進む)」
③「きわまり(可能な限度・限界まで進んだ所、果て)」(例:無窮)
④「困り苦しむ人」、「頼る所のない人」
⑤「不幸せ」
⑥「不遇(才能を持ちながらも運が悪くて世間に認められないこと)」
⑦「逆境(苦労の多い環境、不運な環境)」
⑧「貧乏(財産や金銭が少なく、生活が苦しいこと)」
[究・窮・極の使い分け](きわめる)
「究」・・・「最後まで調べあげる。」
(例:真相を究める)
「窮」・・・「可能な限度まで進む。」
(例:困難を窮める)
「極」・・・「これより先はないというところまで行き着く。」
(例:頂上を極める)
実際には、「窮」と「極」については、特に分けず、両方を用いている。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(穴+身+呂)。「穴居生活の住居」の象形と「人が
身ごもった象形と背骨の象形」(「体」の意味)から、「人の体が穴に
押し込められる」、「きわまる」を意味する「窮」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キュウ」
訓読み:「きわ(まる)」、「きわ(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きわむ」、「み」
画数
「15画」
部首
「穴(あな、あなかんむり(穴冠))」
「穴」を含む漢字一覧
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