「聴/聽」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「聴」は中学生で習います。「聽」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「よくきく」、「詳しくききとる」(例:清聴、盗聴)
②「耳と目」、「人の耳と目となって事を探る者(しのび)」
③「役所」
④「きき入れる(認める)」、「ゆるす(許)」(例:聴許)
⑤「治める」
⑥「待つ」
[聞・聴の使い分け](きく)
「聞」・・・「自然に耳に入る」、「尋ねる(質問する)」
(例:聞き流す、道を聞く)
「聴」・・・「耳を傾けてきく」、「注意してきく」、「認める」
(例:音楽を聴く、要求を聴き入れる)
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です。「耳」の象形と「階段」の象形(「突き出る」の意味)と
「上にまじないの印、十をつけた目の象形と心臓の象形」(「まっすぐな心」
の意味)から、「(耳を突き出し、まっすぐな心で)よくきく」を意味する
「聴」という漢字が成り立ちました。
※「聴」は「聽」の略字です。
※「聽」は「聴」の旧字(以前に使われていた字)です。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「チョウ」
常用漢字表外:「テイ」
訓読み:「き(く)」
常用漢字表外:「ゆる(す)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「あきら」、「さと」、「とし」、「より」
画数
「17画」(聴)
「22画」(聽)
部首
「耳(みみ、みみへん(耳偏))」
「耳」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |