「入」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「入」は小学1年生で習います。「入」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「はいる・いる・にゅう」(反意語:出)
ア:「ある区切られた空間の外から中へ移り進む」
(例:映画館に入る、入場)
イ:「中に加えられる」(例:塩が入る、模様の入った服、混入)
ウ:「ある物の中にある物が生じる」(例:ガラスにひびが入る)
エ:「ある制度に自分から加わる」(例:保険に入る、加入)
オ:「特定の社会・集団・学校等の一員となる」
(例:部活に入る、入学)
カ:「一定の範囲の中に移し置く」(例:一リットル入る缶)
キ:「自分の物になる」(例:大金が入る)
ク:「気持ちや力などが内側にたまる」(例:力が入る、没入)
ケ:「利用できるよう設備される」(例:コピー機が入る)
コ:「目・耳などで感じとられる」(例:耳に入る)
サ:「ある時期・地点に至る」(例:雨期に入る)
シ:「次第に移ってある状態に達する」(例:物語が佳境に入る)
②「いれる・にゅう」
ア:「外側にあるものを、ある範囲内、内側の場所に移す。」
(例:箱に入れる、搬入)
イ:「中に加える。混ぜる。」(例:塩を入れる、注入)
ウ:「ある物の中にある物を生じさせる」(例:ガラスにひびを入れる)
エ:「ある制度に加えさせる」(例:保険に入れる、入籍)
オ:「特定の社会・集団・学校等の一員にする」(例:寮に入れる)
カ:「一定の範囲の中に含める」(例:水を一リットル入れる)
キ:「気持ちや力などが内側にためる」(例:力を入れる)
ク:「利用できるように設置する」(例:コピー機を入れる)
ケ:「目・耳などで感じとらせる」(例:耳に入れる)
コ:「支払うべき物を納める」(例:家賃を入れる、入金、納入)
サ:「ある範囲・数量に含める」(例:計算に入れる)
シ:「間に挟(はさ)む」(例:窓枠にガラスを入れる、休憩を入れる)
ス:「ある作用を加える」(例:文章に手を入れる)
セ:「受け止めて・認めてもらうように頼む」(例:詫びを入れる)
ソ:「十分に注意する」(例:念を入れる、入念)
タ:「湯を差して、茶などを出す」(例:お茶を入れる)
チ:「操作を加えたりして、電気・明かり等をつける」(例:スイッチを入れる)
チ:「相手に連絡する」(例:電話を入れる)
③「いり」
ア:「外から、ある場所や社会等に移る事」(例:仲間入り)
イ:「ある物の中に移っている事。また、その程度」(例:客入り)
ウ:「日や月が沈む事」
エ:「必要な費用」(例:入用、入費)
オ:「得られたお金。にゅう。」(例:入りが少ない、収入)
カ:「ある時期・期間等が始まる最初の日」(例:彼岸の入り)
④「しお(染め物を染料(着色料)に漬(ひた)す回数を数える語」
⑤「その動作や状態の程度が非常に深くなってしまったり、その状態に
すっかりなってしまったりする意味を表す」(例:寝入る、恐れ入る)
⑥「(「いらせ給ふ」「いらせらる」等の形で)「来る」「行く」「居る」の
意味を表す。」
⑦「来る」(例:入朝)
⑧「帰る」
⑨「嫁にやる」
⑩「人質にする」
⑪「身投げ(自殺)する」(例:入水)
⑫「関わる」(例:介入)
⑬「仏教で真理を悟る(理解する)事」(例:悟入)
※真理とは、迷いを取り除いて永遠に変わる事のない物事の
正しい道筋を理解して自分のものにする事を言います。
⑭「興行場(入場料をとって人に演芸やスポーツ等を見せる場所)
の客の数」
⑮「漢字音の四声の一つ⇒入声(短く詰まって発音される音)」
⑯「必要とする」(例:入用、入費)
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成り立ち |
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象形文字です。「入(い)り口」の象形から「はいる」を意味する
「入」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ニュウ」
訓読み:「い(る)」、「い(れる)」、「はい(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「いり」、「いる」、「しお」、「なり」
画数
「2画」
部首
「入(いる、いりがしら(入頭)、いりやね(入屋根)、にゅう)」
「入」を含む漢字一覧
部首解説:
「内」、「全」の人の形は、旧字体では、「入」の形であった。
また、「両」の旧字体も「兩」と書かれ、いずれもこの部首に属していた。
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書き順・書き方 |
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