「納」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「納」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「おさめる」
ア:「しまう」、「しまっておく」(例:収納)
イ:「収穫する」、「取り入れる」
ウ:「金銭を取り立てる」
エ:「受け取る」
オ:「奉る、献上する(上位の人に差し上げる)」(例:奉納、上納)
②「いれる」
ア:「受け入れる」(例:受納)
イ:「引き入れる」、「導く」
ウ:「送る」
エ:「贈る」
日本のみで用いられる意味
③「おさめる(終える)」
④「おさめ(おしまい、最後)」(例:見納め、仕事納め)
⑤「おさまる(終わりになる)」
[納・収・修・治の使い分け](おさめる)
「治」・・・「正しくする、なおす。」(例:国を治める、病気を治す)
「納」・・・「入れるべき所に入れる。終わりにする。」
(例:税を納める、飲み納め)
「収」・・・「取りまとめる、静める、取り入れる。」
(例:紛争を収める、成功を収める、カメラに収める。
「修」・・・「学ぶ、身につける。」(例:学問を修める)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+内)。「より糸」の象形と「家屋の象形と
入り口の象形」(「いれる・はいる」の意味)から、水の中に入れひたした
糸を意味し、そこから、「おさめる」、「入れる」を意味する「納」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「トウ」、「ナ」、「ナッ」、「ナン」、「ノウ」
訓読み:「おさ(まる)」、「おさ(める)」
常用漢字表外:「い(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「いり」、「おさむ」、「とも」、「のり」
画数
「10画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう:「那」、「茄」、「菜」、「奈/柰」、「南」
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書き順・書き方 |
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