「内」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「内」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「うち」(反意語:外)
ア:「ある範囲の中。ない。だい。」(例:部屋の内、内部、境内)
イ:「建物の中。部屋。ない。」(例:内で遊ぶ、内部)(同意語:家)
ウ:「物事の裏に向いた方。外から見えない部分。ない。」
(例:箱の内を塗る、内側、内情)
エ:「自分の家庭・家。親族。夫。妻。ない。」(例:身内、家内)
オ:「手紙の署名で、妻が夫の名に添えて「内」と書き、本人に
代わって書いたで事を示す」
オ:「自分が住んでいる国。ない。」(例:内で起こった犯罪、内乱)
カ:「関係する人や場所。ない。」(例:身内、部内者)
キ:「中心または手前に寄った方」(例:内に切れ込むシュート)
ク:「心の中。ない。」(例:内に秘めた思い、内心)
ケ:「ある数量の中」(例:三つの内から選ぶ)
コ:「ある時間の中」(例:一瞬の内、二日以内)
サ:「物事の行われる状況を表す」(例:成功の内に終わる)
シ:「ひと続きの時間。特に、現世という限られた時間。」
(例:生きている内に楽しむ)
ス:「外部の者を交えない事。ない。」(例:内輪、内面)
セ:「宮中(宮殿の中。特に天皇の住む所)。だい。ない。」
(例:内に参る、内裏、内供)
ソ:「天皇」
キ:「儒教を「外」と言うのに対して、仏教」
※仏教とは、仏教を開いた釈迦(しゃか)の説いた、仏となる為の
教えの事。
※儒教とは、孔子(前552~前479)が説いた、国は武力ではなく、
徳(人間性・性格・考え方を良くする為の行動で教え導き、考え方や
行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること)によって天下を
治めるべきであるという思想の事。
②「側妻(本妻以外にそばに置く妻)」(例:内寵)
③「腹」、「腹の中」(例:内臓)
④「密(ひそ)かに・こっそり(人に知られないように物事をする様(さま)」
(例:内偵)
⑤「親しむ」、「大事にする」(例:内寵)
⑥「中に入れる」(例:内服)
⑦「入(い)る。入(はい)る」
⑧「納める」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(冂+入)。「家屋」の象形と「入り口」の象形から家に
「はいる」を意味する「内」という漢字が成り立ちました。また、入った中、
「うち」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「ナイ」、「ダイ」
常用漢字表外:「ドウ」、「ノウ」
訓読み:「うち」
常用漢字表外:「い(る)」、「い(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「うつ」、「ただ」、「ちか」、「のぶ」、「はる」、「まさ」、「みつ」
画数
「4画」
部首
①「冂(けいがまえ(冏構・冋構)、まきがまえ(牧構)、 どうがまえ、えんがまえ、えながまえ)」
「冂」を含む漢字一覧
②「人(ひと)」
「人」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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