「治」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「治」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「おさめる」、「おさまる」
ア:「河川をおさめ導く(整備して、河川の氾濫を防ぐ)」(例:治水)
イ:「国を治める」、「統治する」(例:治国)
ウ:「整える」、「整頓する」
エ:「司る(支配する)」、「取り仕切る」、「営む」、「経営する」
オ「取り調べる」、
カ:「裁く(善悪を判断する)」
キ:「正す」
ク:「なおす」、「治療する」(例:根治)
ケ:「なおる」
②「まつりごと(政治)」
③「いさお(功績、手柄)」
④「みやこ(都)」
⑤「州・郡・県などの政庁(政治上の事務などを行う役所)の所在地」
⑥「盛ん」、「盛んになる」
⑦「比べる」
⑧「匹敵する」
⑨「助ける」
[納・収・修・治の使い分け](おさめる)
「治」・・・「正しくする、なおす。」
(例:国を治める、病気を治す)
「納」・・・「入れるべき所に入れる。終わりにする。」
(例:税を納める、飲み納め)
「収」・・・「取りまとめる、静める、取り入れる。」
(例:紛争を収める、成功を収める、カメラに収める。)
「修」・・・「学ぶ、身につける。」
(例:学問を修める)
[直・治の使い分け](なおす)
「治」・・・「病気やけがを治す。」
(例:風邪を治す)
「直」・・・上記以外は、「直」を用いる。
(例:自転車を直す)
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成り立ち |
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形声文字です(氵(水)+台)。「流れる水」の象形と「農具:すきの象形と
口の象形」(「大地にすきを入れてやわらかくする」の意味だが、
ここでは「司」に通じ(「司」と同じ意味を持つようになって)、「おさめる」
の意味)から、水を「おさめる」を意味する「治」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジ」、「チ」
訓読み:「おさ(める)」、「おさ(まる)」、「なお(る)」、「なお(す)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おさ」、「おさむ」、「きち」、「さだ」、「し」、「ず」、
「ただす」、「つぐ」、「とお」、「のぶ」、「はる」、「よし」
画数
「8画」
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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