「深」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「深」は小学3年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「ふかい」(反意語:浅)
ア:「表面から底までの距離が長い。ぶかい。しん。」
(例:深い川、根深い、深海)
イ:「入り口から奥までの距離が長い。ぶかい。しん。」
(例:山に深く入りむ、奥深い、深奥)
ウ:「物事の程度や重量・数・量・割合等が多い。ぶかい。しん。」
(例:関心が深い、疑い深い、深刻)
エ:「色が濃い」(例:海の青は深い)
オ:「関わりが多い」(例:深い仲)
カ:「かなり時が経っている。盛り(真っ最中)の時期である。しん。」
(例:秋も深い、深夜)
キ:「厚い(親切、丁寧)。懇(ねんご)ろ(心がこもっている)。しん。」
(例:深厚)
ク:「大きい」
ケ:「盛んである」
コ:「十分である」
②「ふかさ(深い事。また、その度合い(程度)」(例:深さを測る)
③「ふかみ(深い所。また、その度合い(程度)」(例:深みにはまる)
④「ふかく(非常に、大変)」(例:深く悩む)
⑤「ふかまる・ふかくなる(ある状態や程度が次第に長くなる。
奥・底へ向かって行く)」(例:水深が深まる、愛が深まる)
⑥「ふかめる・ふかくする(ある状態や程度を次第に長くする。
奥・底へ持って行く)」(例:水深を深くする、愛を深める)
⑥「厳しい」、「酷(むご)い(ひどい)」(例:深刑)
⑦「み(深い意味を表す接頭語)」(例:深山)
⑧「ふか(程度が甚(はなは)だしい(普通の状態を遥かに
超えている)意味を表す接頭語)」(例:深酒)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。 「流れる水」の象形(「水」の意味)と「胎内から
赤子を取り出そうとしている」象形から、水が奥へと「ふかい」を
意味する「深」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シン」
訓読み:「ふか(い)」、「ふか(まる)」、「ふか(める)」、「ふか(さ)」
常用漢字表外:「ふ(ける)」、「み」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「とう」、「とお」、「ふかし」
画数
「11画」
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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