「大」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「大」は小学1年生で習います。「大」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「おおきい」(反意語:小)
ア:「ある物が広い空間・場所を占めている。おお。だい。」
(例:大きい建物、大男、大仏)
イ:「量・数が多い。おお。たい。だい。」
(例:5より大きい数、大人数、大量、巨大)
ウ:「甚(はなは)だしい(程度が普通の状態を遥かに超えている)。
だい。おお。だい。」(例:大きくそれる、大忙し、甚大)
エ:「範囲が広い。おお。」(例:大空、大海原)
オ:「心が広い」(例:人物が大きい、大物)
オ:「重要である。価値がある。だい。」(例:大きい成果、大事)
カ:「年齢が上である。成長している。おお。」
(例:大きい姉さん、大旦那)
キ:「大げさである(実際よりも、遥かに超えた内容を
表現するさま)。だい。」(例:大きい口をたたく、誇大)
ク:「いばる(自分を、他人または本来の自分より優れていると
思い、それを見せつけるような態度を取る)。だい。」
(例:大きい態度、尊大)
②「おおいに」(例:大いに感謝している)
ア:「多く」、「皆」
イ:「広く」
ウ:「盛んに」
エ:「非常に」
オ:「たくさん」
③「おおきさ(大きいこと。また、大小の程度)」
(例:机の大きさを測る)
④「根本(物事が成り立っている基礎になる物)」(例:大元)
⑤「優れている」、「地位・身分・人格等が高く立派」(例:偉大)
⑥「尊敬して上に添える言葉」(例:大王、大江戸、大先生)
⑦「おおよそ(細かい点を除いた主要な部分)」(例:大体、大ざっぱ)
⑧「強い」、「力・勢い等が強い」(例:大敵)
⑨「久しい」、「長い)
⑩「遠い」
⑪「粗い」
⑫「重い」
⑬「だいとする(重んじる、尊ぶ、誇る、実際より偉い者だと思い込む)」
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成り立ち |
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象形文字です。「両手・両足を伸ばした人」の象形から「おおきい」を
意味する「大」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ダイ」、「タイ」
訓読み:「おお」、「おお(きい)」、「おお(いに)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「お」、「おい」、「おう」、「おうい」、「おうき」、「き」、「た」、「たかし」、
「たけし」、「とも」、「なが」、「はじめ」、「はる」、「ひろ」、「ひろし」、
「ふと」、「ふとし」、「まさ」、「まさる」、「もと」、「ゆたか」
画数
「3画」
部首
「大(だい、だいかんむり(大冠)、だいがしら(大頭))」
「大」を含む漢字一覧
部首解説:
「大」をもとにして、「大きい」の意味を持つ漢字や、「人の姿」に
関係する漢字ができている。
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書き順・書き方 |
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