「力」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「力」は小学1年生で習います。「力」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「ちから・りょく」
ア:「人や動物にもともと備わっている、自ら動き、または
他の物を動かす働き」(例:押す力が強い、腕力)
イ:「物事をする時に助けとなるもの」(例:金の力で解決、助力)
ウ:「効き目。効果。」(例:薬の力で治る、効力)
エ:「学問・技芸等を行う働き(正確さ・速さ等)」
(例:翻訳の力が足りない、力量、実力)
オ:「影響・強制を及ぼす働き」(例:親の力で就職、権力)
カ:「相手の身体や心を傷つける行為」(例:力に訴える、暴力)
キ:「何かを行おうとする気持ち。勢い」(例:力のある絵、気力、迫力)
ク:「ある目的・目標の為に精一杯がんばる事」
(例:合格に向けて力を尽くす、努力)
ケ:「お金」(例:娘を大学にやる力がない、財力)
コ:「物体の静止あるいは運動している状態に変化を起こさせたり、
物体に変形を生じさせたりする働き」
サ:「その物に備わる働きや勢い」(例:火の力、火力)
②「りきむ」
ア:「身体に何かを動かそう・行おうとする働きを入れる」
(例:出産で力む)
イ:「強がって見せる」(例:腕をまくって力んでみた)
ウ:「うまくやろうと気負う(心が引き締まる、緊張する)」
(例:試合で力む)
③「ある目的・目標の為に精一杯がんばる」(例:努力)
④「仕事をする」(例:労働力)
⑤「激しい」、「甚だしい(程度が普通の状態を遥かに超えている)」
⑥「つとめて(精一杯がんばって)」
⑦「えだち、ぶやく(政府から人民に課せられる労働)」
⑧「人夫(力仕事をする人)」
※力仕事とは、特に何かを動かそうとする働きが必要とする仕事の事。
⑨「しもべ(召使い)」、「家来」
⑩「つわもの(兵士)」
⑪「りき(何かを動かそう・行おうとする働きの量を表す)」(例:五馬力)
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成り立ち |
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象形文字です。「力強い腕」の象形から「ちから」を意味する
「力」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「リョク」、「リキ」
訓読み:「ちから」
常用漢字表外:「つと(める)」、「りき(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「いさお」、「いさむ」、「お」、「ちか」、「つとむ」、「よし」
画数
「2画」
部首
「力(ちから)」
「力」を含む漢字一覧
部首解説:
「力」をもとにして、「力がある」、「力を入れる」等の意味を含む
漢字ができている。
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書き順・書き方 |
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