「重」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「重」は小学3年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「おもい」
ア:「目方(物の重さ)が重い(↓方向の力が強い)」
イ:「深い」、「多い」(例:重恩)
ウ:「はなはだしい」、「ひどい」(例:重病)
エ:「落ち着いている」、「おごそか」、「おもおもしい」(例:重厚)
オ:「簡単でない」(例:この仕事は重い)
カ:「大切である」
キ:「たっとい(身分・品位などが高い、敬うべきさま)」
②「おもんじる」
ア:「たっとぶ(敬う、大切にする)」(例:尊重)
イ:「惜しむ」
③「おもさ」、「おもみ」(例:重量)
④「おもいもの」
⑤「荷物」
⑥「はばかる(遠慮する)」、「恐れる」
⑦「かさねる」
ア:「繰り返す」
イ:「物の上にさらに物を載せる」
⑧「かさねて」
⑨「かさなる」
⑩「おもり(重さを増す為に付け加える物)」(同意語:錘)
ア:「秤(はかり-物の重さを調べる器具)で物の重さと
釣り合わせる為の金属」
イ:「釣りで魚を釣る為の糸・針を沈める為の鉛(なまり)」
ウ:「漁網を沈める為に付ける物」
日本のみで用いられる意味
⑩「え(重なったものを数える単位)」(例:八重)
⑪「かさね」
ア:「重ねた物」
イ:「衣服を何枚も着る事」(例:重ね着)
イ:「上着と下着のそろったもの」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(壬+東)。「人が立っている」象形と「重い袋の
両端をくくった」象形から(人が)重い袋を持って耐える、すなわち
「おもい」を意味する「重」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ジュウ」、「チョウ」
訓読み:「え」、「おも(い)」、「かさ(なる)」、「かさ(ねる)」
常用漢字表外:「おも(んじる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あつ」、「あつし」、「いかし」、「おもし」、「かさね」、「かず」、
「かたし」、「しげ」、「しげし」、「しげる」、「のぶ」、「ふさ」
画数
「9画」
部首
①「丿(の、のかんむり(ノ冠)、のはらいぼう(ノ払棒)、はらいぼう(払棒)、へつ)」
「丿」を含む漢字一覧
②「里(さと、さとへん(里偏))」
「里」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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