「東」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「東」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「ひがし(ひんがし)」(反意語:西)
ア:「太陽(日)の出る方角。とう。あずま。」(例:東にある国、東西)
イ:「アジア諸国の総称。特に、日本・中国・インド等、アジアの
東部・南部を指す。とう。」(例:東で起きた戦争、東洋)
ウ:「相撲の番付で、向かって右側の呼び名」(例:東の横綱)
※五行では木、四季では春、五色では青に割り当てる。
※五行とは、木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべての物は木・火・土・金・水から成り立っているとした古代、
中国の思想の事。
※五色とは、仏教において、釈迦(仏教を始めた人)の心の動きを
五つの色の事。青・黄・赤・白・黒がある。
②「東京の略」(例:東名)
③「ひがしする(「①-ア」に向かって行く)」
④「主人」(昔は、客が西に、主人が「①-ア」に位置したから言う)
⑤「箱根から「①-ア」の方の地」(例:関東)
⑥「東琴(あずまごと-日本最古の弦楽器)の略」
※弦楽器とは、張られた糸の震動によって音を出す楽器の
事を言います。
⑦「東下駄(あずまげた-婦人用の下駄)の略」
⑧「昔、都から「①-ア」にある地方の総称。関東地方や、東海地方、
甲信地方を指した」(例:東国)
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成り立ち |
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象形文字です。「袋(ふくろ)の両端を括(くく)った」象形から、袋を動かし
万物を眠りから動かす太陽の方角「ひがし」を意味する「東」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「トウ」
常用漢字表外:「ツウ」
訓読み:「ひがし」
常用漢字表外:「あずま」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あがり」、「あきら」、「こち」、「と」、「はじめ」、「はる」、「ひで」、「もと」
画数
「8画」
部首
「木(き、きへん(木偏))」
「木」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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