「張」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「張」は小学5年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「はる」
ア:「弓の弦・琴の糸とか幕・綱などをはる」
イ:「大きくする」、「広げる」、「ぴんと伸ばす」(例:伸張、拡張)
ウ:「大きくなる」、「広がる」、「ぴんと伸びる」
エ:「強くする」、「盛んにする」
オ:「強くなる」、「盛んになる」
エ:「突き出す」
オ:「設ける」
カ:「もよおす(開催する)」
キ:「意見を言いはる」(例:主張)
②「はり(弓・琴・幕などを数える語)」
③「星座の名前。ちりこ。二十八宿の1つ」
④「はれる」
ア:「広げる事ができる」(例:テントを張れる)
イ:「物事の持つ価値が誇れる」(例:胸を張れる)
⑤「誇る」、「気分・感情などが高まる」、「態度をでかくなる」
⑥「とばり(室内や外部との境などに垂らして、区切りや隔てとする布)」
日本のみで用いられる意味
⑦「はる」
ア:「でかい態度をとる、いばる」(例:肩を張る)
イ:「引き締まった状態になる」(例:気が張る)
ウ:「自分の立場・主張をあくまでも押し通そうとする」(例:欲を張る)
エ:「勝負事に金品を賭ける」
オ:「後をつけて、絶えず目的を達する機会をうかがう」(例:張り込み)
カ:「番をする」(例:見張り)
キ:「殴る」(例:頭を張る)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(弓+長)。「弓」の象形と「長髪の人」の象形(「長い」の
意味)から、弓の弦を長くする、すなわち、「はる」を意味する「張」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「チョウ」
訓読み:「は(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「つよ」、「とも」、「ばり」、「はる」
画数
「11画」
部首
「弓(ゆみ、ゆみへん(弓偏))」
「弓」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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