「青/靑」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「青」は小学1年生で習います。「靑」は常用漢字外です。
「青/靑」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順(青) |
意味 |
①「あお」
ア:「よく晴れた日中の空や海の色の事。
三原色(割合を変えて混合すれば、全ての色を表す事が
できる基本となる三つの色)の一つ。後の二色は、緑と赤。
せい。」(例:青い空、青天)
イ:「馬の毛色で、「ア」の色が混じった艶(つや)のある黒。
また、その馬。」(例:青馬)
ウ:「白い馬」(例:青馬)
エ:「信号が「ア」の色の時」(例:青は進め)
オ:「「ア」の短冊に牡丹(ぼたん)・菊・ 紅葉が それぞれ組み
合わされて描かれた札」(例:青短)
カ:「若い。未熟。せい。」(例:青くさい、青二才、青春)
②「東」(例:青竜)
③「竹の皮」、「文字を記す竹の札。記録。書籍。」(例:青史)
④「古代、九州(中国全域の総称)の一つ。今の山東省北部から、
遼寧省(りょうねいしょう)東部にかけての地」(例:青州)
※五行思想では、東、春の色にあてる。
※五行とは、木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべてのものは木・火・土・金・水から成り立っているとした古代、
中国の思想の事。
[青・蒼・碧・藍の使い分け](あお)
「青」・・・「よく晴れた日中の空や海の色の事」
(例:青い空)
「蒼」・・・「草のような青色。青黒い色。血の気のない顔の色。」
(例:蒼い草、顔が蒼い)
「碧」・・・「美しく光り輝く青色の玉のような色。サファイアの色。」
(例:サファイアが碧く輝く)
「藍」・・・「暗い青色。タデ科の一年草の葉・茎から取れる染料の色。」
(例:衣服を藍く染める)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「草・木が地上に生じてきた」象形(「青い草が生える」
の意味)と「井げた中の染料(着色料)」の象形(「井げたの中の染料」
の意味)から、青い草色の染料を意味し、そこから、「あおい」を意味する
「青」という漢字が成り立ちました。
※「靑」は「青」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「セイ」、「ショウ(シャウ)」
訓読み:「あお」、「あお(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「お」、「きよ」、「はる」
画数
「8画」(青・靑)
部首
「青・靑(あお)」
「青・靑」を含む漢字一覧
部首解説:
「青・靑」をもとにして、「青い」、「青く澄み切る(濁り・曇りもなく
澄んでいる)」の意味を含む漢字ができている。
合わせてチェックしてみよう
「蒼」、「碧」、「藍」、「葵」
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書き順(青) |
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