「碧」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「碧」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あお・へき(美しく光り輝く青色の玉のような色。サファイアの色。)」
(例:碧い空、碧空)
※サファイアとは、酸化アルミニウム(Al2O3)から成る鉱物で
青色の物。ダイヤモンドに次いで硬い。赤色の物をルビーと言う。
※鉱物とは、地球の表面を形作る岩石の層に存在する無生物で
成分が一定の固定物質の事。
②「みどり・へき(美しく光り輝く青緑色の玉のような色)」
(例:碧の草、碧草、碧樹)
③「青い色の美しい石。サファイア。」(例:碧玉)
[青・蒼・碧・藍の使い分け](あお)
「青」・・・「よく晴れた日中の空や海の色の事」
(例:青い空)
「蒼」・・・「草のような青色。青黒い色。血の気のない顔の色。」
(例:蒼い草、顔が蒼い)
「碧」・・・「美しく光り輝く青色の玉のような色。サファイアの色。」
(例:サファイアが碧く輝く)
「藍」・・・「暗い青色。タデ科の一年草の葉・茎から取れる染料の色。」
(例:衣服を藍く染める)
[緑・翠・碧の使い分け](みどり)
「緑」・・・「春や夏の草・木の葉のような色の事。暗い青色。」
「翠」・・・「かわせみ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に
分類される鳥)の羽の色。濃い・深い緑色。」
「碧」・・・「美しく光り輝く青緑色の玉のような色。」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(王(玉)+白+石)。「3つの玉を縦の紐で
貫き通した」象形(「玉」の意味)と「頭の白い骨又は、日光又は、
どんぐりの実」の象形(「白い、輝く」の意味)と「崖の下に落ちている石」
の象形(「石」の意味)から、「輝きのある玉のような石」を意味する
「碧」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ヘキ」
訓読み:「あお」、「みどり」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きよし」、「たま」
画数
「14画」
部首
「石(いし、いしへん(石偏))」
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