「玉/⺩」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「玉」は小学1年生で習います。「⺩」は常用漢字外です。
「玉/⺩」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順(玉) |
意味 |
①「たま」
ア:「丸い形の美しい石の総称。真珠等。ぎょく。」(例:玉を磨く、玉石)
イ:「丸い形をした物」(例:目の玉、玉の汗)
ウ:「レンズ」(例:眼鏡の玉を研く)
エ:「そろばんで、はじく丸い粒」(例:玉をはじく)
オ:「玉子(卵を調理した物)の略」(例:ゆで玉)
カ:「きわめて大切に思う貴重な物」(例:掌中の玉)
キ:「張りがあって美しく、清らかな物。美しく優れている物。
ぎょく。」(例:玉の肌、玉肌、玉顔、玉露)
ク:「人を丸め込む為に策略の手段として使う品物・現金」
(例:賄賂の玉に商品券を使う)
ケ:「人や物の価値を評価する語」(例:善玉菌、悪玉菌)
コ:「美しい女性」(例:上玉)
サ:「遊女」(例:上玉)
※遊女とは、歌や躍りにより客を楽しませ、客との性行為(子作りを
する際に使用する性器を使った行為)をも行う女の事を言う。
シ:「ばかにして悪く言ったり笑ったりする際に、人をその程度の
人物であると決めつける語」(例:彼はたいした玉だ)
ス:「金玉(男性の精子を作る所)の略」
セ:「紋所(家々で定めている紋章)の名前。「ア」の形をしている」
ソ:「神を祭る儀式や天子(国を治める最も地位の高い人)や
価値が高い人・物・事に冠し、優れている・尊敬・地位や
身分が高いの意味を表す。ぎょく。」
(例:玉垣、玉座、玉音、玉楼)
タ:「「ア」のように美しい物、「ア」を散りばめた物などの意味。ぎょく。」
(例:玉藻、玉櫛笥、玉階)
②「たまにする」
ア:「美しい石のように立派にする」
イ:「美しい石を大切にする」
③「将棋の駒の一つ」(例:玉将)
④「芸者(宴会の席で歌ったり躍ったりする女)・遊女の事」
(例:玉代、半玉)
⑤「玉代(芸者・遊女と遊ぶ為の代金)の略」
⑥「取引所で売買物件を言う」
[玉・球・弾の使い分け](たま)
「球」・・・「ボール・電球」(例:野球の球、電球の球)
「弾」・・・「鉄砲等の硬い物」(例:弾丸)
※上記以外は、「玉」を用いる。(例:真珠の玉、目の玉、上玉)
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成り立ち |
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象形文字です。「3つの美しいたまを縦に紐(ひも)で通した」象形から
「たま」を意味する「玉/⺩」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ギョク」
常用漢字表外:「ゴク」
訓読み:「たま」
常用漢字表外:「ダン」、「オウ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「きよ」
画数
「5画」(玉)
「4画」(⺩)
部首
「玉・⺩(おう(王)、おうへん(王偏)、たま(玉)、たまへん(玉偏))」
「玉・⺩」を含む漢字一覧
部首解説:
「⺩」は「玉」が偏(左右に組み合わせてできている漢字の左側の部分)に
なる時の形で、「王」とは関係がない。「玉・⺩」をもとにして、色々な玉の
種類や玉製の物、玉の状態、玉の細工する事などに関係する漢字が
できている。
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書き順(玉) |
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