「散」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「散」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「ちる」、「ちらかる」
ア:「色々な方向に飛ぶ」、「まとまっていたものがばらばらになる」
(例:分散、離散)
イ:「消える」、「ばらばらになってなくなる」(例:散逸)
②「ちらす」
ア:「分け与える」、「ふりまく」
イ:「放つ」、「外へ出す」(例:発散)
③「暇」、「仕事がなくてぶらぶらしている」(例:閑散)
④「無駄」、「役に立たない」(例:散木)
⑤「緊張感がない」、「集中力がない」、「まとまりがない」(例:散漫)
⑥「粉薬」(例:散薬)
⑦「楽曲」
日本のみで用いられる意味
⑧「ちる(にじみ広がる)」
⑨「ちらす」、「ちらかす」
ア:「言いふらす」
イ:「動詞にそえて、動作のあらあらしいさまを表す」(例:読み散らす)
ウ:「整理しないで広げたままにしておく」(例:部屋を散らかす)
⑩「ちらし」
ア:「小さな広告」、「ビラ」
イ:「ちらし寿司の略」
ウ:「ちらしがき(色紙や短冊などに行を揃えないで書くこと)の略」
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成り立ち |
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会意文字です(竹+月(肉)+攵(攴))。「竹」の象形と「切った肉」の象形と
「ボクッという音を表す擬声語」と「右手」の象形から竹から皮を分離する
事を意味し、そこから、「ばらばらにする」を意味する「散」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「サン」
訓読み:「ち(る)」、「ち(らす)」、「ち(らかす)」、「ち(らかる)」
常用漢字表外:「ばら」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「のぶ」
画数
「12画」
部首
「攵(のぶん(ノ文)、ぼくづくり(攵旁)、ぼくにょう(攵繞))」
「攵」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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