「語」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「語」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「かたる」
ア:「話す。説く(説明する。そうなった理由を順序をつけて
わかりやすく話す。)」(例:目撃者の語る所によれば)
イ:「言う。述べる。思うことを声で表現する」(例:言い訳を語る)
ウ:「告げる。多くの人々に知らせる。」(例:人前で自分の考えを語る)
エ:「語り物(声に出して聞かせる物語)を節(リズム)をつけて
声を出しながら読む」(例:語り物を人前で語る)
オ:「ある事実がある意味・真実・事情等を自ら示す」
(例:建物の倒壊が地震の大きさを語る)
カ:「話し合う。親しく付き合う(親しい関係を作る)。」
(例:一緒に語ろう)
②「かたらう」
ア:「話し合う。仲良く話し合う。」(例:友と語らう)
イ:「誘う。説得して味方にする。仲間に引き入れる。」
ウ:「上手に頼み込む」
エ:「言いくるめる(言葉をうまく使い、相手を信用させてだます)」
※だますとは、「嘘を言って、相手に本当だと思わせる」事を言う。
オ:「男と女が約束を交わす。男女が肉体的な関係を結ぶ。」
カ:「動物が鳴く」
②「話す事」(例:私語、笑語)
③「言葉(音声や文字によって、人の意志・思想・感情等の情報を
表現・伝達する、または受け入れ、理解する為の約束・規則。
また、その記号の組み立て。」(例:語を遮る、言語、語学)
④「単語(言葉の最小単位)」(例:難しい語を調べる)
⑤「物語」(例:源語)
⑥「論語の略(論語とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、
弟子達が 記録した書物の事)」
⑦「ことわざ(古くから言い伝えられてきた、教えを含んだ短い言葉)」
⑧「慣用句(習慣として長い間、広く使われてきた、ひとまとまりの
言葉・文句や言い回し)」
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成り立ち |
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形声文字です(言+吾)。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつし(慎・謹)んで)言う」の意味)と「棒を交差にさせて組み立てた器具
と口の象形」(「神のおつげを汚れから守る為の器具」の意味だが、
ここでは、「互(ご)」に通じ、「交互する」の意味から「交互に言う・
かたる」を意味する「語」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ゴ」
訓読み:「かた(る)」、「かた(らう)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「かたり」、「こと」、「つぐ」
画数
「14画」
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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