「節/節」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「節」は小学4年生で習います。「節」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(節) |
意味 |
①「ふし」
ア:「竹のふし(茎にある区切り)」(例:竹節)
イ:「草木のふし」(例:節目)
ウ:「骨と骨とが接続する部分」(例:関節)
エ:「音楽の調子」、「メロディー」(例:曲節)
②「みさお(自分の意志・行動・主義を守って変えない事)」(例:節操)
③「決まり」、「作法」(例:礼節)
④「区切り」、「切り目」、「詩文・文章のひと区切り」、「段落」(例:章節)
⑤「割符」、「手形」(例:符節)
⑥「旗印(戦場で目印として旗につける紋所や文字)」(例:使節)
⑦「とき」、「おり」、「時期」(例:時節)
⑧「気候の変わり目」(例:季節)
⑨「祝いの日」、「祝日」(例:節日)
⑩「ほどあい」、「頃合い」、「適度」
⑪「ほどよい」、「ほどよくする」、「適度を保つ」
⑫「限る(かぎる)」、「省く」
⑬「控えめにする」、「慎ましくする」(例:節約、節食)
⑭「ますがた(枡のような四角な形)」、「柱などの上に設けた正方形、
または長方形の木」
⑮「楽器の名。打って他の楽器のふしを整えるもの」
⑯「易の六十四卦の名。節度があるさま」
日本のみで用いられる意味
⑰「ノット(船が1時間に1海里(1852メートル)走る速さ」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(竹+即(卽))。「竹」の象形と「食べ物の象形
とひざまずく人の象形」(人が食事の座につく意味から、「つく」の意味)
から、竹についている「ふし(茎にある区切り)・区切り」を意味する
「節」という漢字が成り立ちました。(「節」は俗字(世間(人が集まり
生活している場)では使われているが、国の規則(決まり)では
認められていない字)です。)
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読み
音読み:「セツ」、「セチ」
訓読み:「ふし」
常用漢字表外:「ノット」、「みさお」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「お」、「さだ」、「たか」、「たかし」、「たけ」、「とき」、「とも」、
「のり」、「ふ」、「ほど」、「まこと」、「みさ」、「みさお」、「みね」、
「もと」、「よ」、「よし」
画数
「13画」(節)
「15画」(節)
部首
「竹(たけ、たけかんむり(竹冠))」
「竹」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(節) |
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