「清/淸」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「清」は小学4年生で習います。「淸」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(清) |
意味 |
①「きよい」、「きよらか」
ア:「水が澄んでいる」(例:清水)
イ:「にごりや汚れがない」(例:清潔)
ウ:「明らか」
エ:「鮮やか」
オ:「心や行いにけがれがない」、「邪念(悪意)がない」(例:清貧)
カ:「さっぱりして気分がいい」、「さわやか」、「すがすがしい」
(例:清涼、清新)
キ:「損得を考えたり、かけひきしたりする気持ちがない」
②「きよめる」、「きれいに整理する」(例:粛清、清算)
③「澄む」、「澄み渡る」
④「すます」
ア:「にごりやけがれを取り去る」
イ:「明らかにする」
⑤「涼しい」、「ひややか」、「寒い」
⑥「名詞に冠し、高い・貴い・優れているの意味を表す」(例:清門)
⑦「静か」、「穏やか」、「やわらぐ」
⑧「厳しい」
⑨「シン(王朝の名前。愛新覚羅(あいしんかくら)が、明(みん)を
滅ぼし建てた国。1644年-1911年まで続いた。)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(氵(水)+青(靑))。「流れる水」の象形と「草・木
が地上に生じてきた象形(「青い草が生える」の意味)と井げた中の染料の
象形(「井げたの中の染料(着色料)」の意味)」(「青くすみきる」の
意味)から、水がよく「澄んでいる・きよい」を意味する「清」という
漢字が成り立ちました。
※「淸」は「清」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「セイ」、「ショウ(シャウ)」
常用漢字表外:「シン」
訓読み:「きよ(い)」、「きよ(まる)」、「きよ(める)」
常用漢字表外:「さや(か)」、「す(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「き」、「きよし」、「すが」、「すみ」、「すむ」、「せ」
画数
「11画」(清・淸)
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(清) |
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