「毛」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「毛」は小学2年生で習います。「毛」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方 |
意味 |
①「け」
ア:「生物の体に生えている糸のように細くて長い物。もう。」
(例:髪の毛、鳥の毛、タンポポの毛、毛髪)
イ:「糸のように細くて長い物」(例:ブラシの毛)
ウ:「非常にわずかな事を例えるのに用いる。もう。」
(例:そんな気は毛ほどもない、毛頭)
エ:「果実の表面に生ずる糸のように細くて長い物」
オ:「鎧の札(さね-細長い小板)を結びあわせる糸」
カ:「農作物。特に稲の穂の実り。もう。」(例:作毛)
キ:「魚の鱗(うろこ-体を覆って保護する硬いかけら)。
特に鯉(こい)の鱗」
②「獣」(例:毛羽)
③「獣の「①-ア」がついたままの皮」(例:毛衣)
④「草や木が生まれ、育つ事」(例:不毛)
⑤「植物の総称」
⑥「「①-ア」が同一色の生贄(いけにえ-人や動物を生きたまま
神に供える事。また、その供え物。)」
⑦「頭髪の色で老壮を判断し席次(座席の順番)を定める」
※老荘とは、老子と荘子が主張した思想(考え)で、無為自然
(すべて人間の思うようにはならない為、無理に人の手を
加える事はせず、あるがままに任せる事)の大切さを説明した。
⑧「軽い」、「細かい」(例:毛細血管)
⑨「長さの単位。1寸(約30.3cm)の1000分の1。」
⑩「重さの単位。1匁(3.75グラム)の1000分の1。」
⑪「貨幣の単位。1円の10000分の1。1銭の100分の1。」
⑫「割合の単位。1割の1000分の1、1厘の10分の1。」
⑬「毛野 (けの) 国(現在の群馬県と栃木県南部)の略」
※毛野国とは、日本の古墳時代(3世紀中頃-7世紀頃)に
群馬県と栃木県南部を指した地域名称の1つ。
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成り立ち |
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象形文字です。「けの生えている」象形から「け」を意味する
「毛」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「モウ」
常用漢字表外:「ボウ」、「モ」
訓読み:「け」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あつ」
画数
「4画」
部首
「毛(け)」
「毛」を含む漢字一覧
部首解説:
「毛」をもとにして、毛、毛で作られた物などに関する漢字ができている。
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書き順・書き方 |
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