「細」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「細」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「ほそい」(反意語:太)
ア:「周り(周囲)が小さい。さい。」(例:腕が細い、細腰)
イ:「幅が小さい。ぼそ。」(例:細いペン、極細)
ウ:「気が小さい(小さな事を気にする、他人の意見を
受け入れようとする気持ちがない)。さい。」
(例:神経が細い、繊細)
エ:「量が少なく、勢いが弱い。」(例:食が細い)
オ:「声が小さい」、「弱々しい声」(例:細い声)
カ:「物事の規模が小さい」、「栄えていない(勢いが良くない)」
②「こまかい」
ア:「一つ一つの形が非常に小さい。さい。」(例:細かい雨、細胞)
イ:「金額が小さい」(例:一万円札を細かくする)
ウ:「動きが小さい」(例:足を細かく震わせる)
エ:「物事が小さい所まで行き届いている。さい。」
(例:芸が細かい。細工)
オ:「詳しい。さい。」(例:細かく話す、詳細)
カ:「取るに足りない(取り上げるだけの価値がない、つまらない)。さい。」
(例:細かい事を注意する、些細)
キ:「金銭に対してうるさい。けちだ。」(例:金に細かい)
ク:「囲碁でどちらが勝つか微妙である(言い切れない)」
ケ:「煩(わずら)わしい。さい。」(例:細かい説明、細砕)
コ:「くだくだしい(同じことを何度も繰り返したりして嫌になる)」
(例:細かい自慢話)
③「身分が卑(いや)しい(低い)。また、その人」(例:細民)
⑤「ほそる(ほそくなる)」
ア:「次第に物の幅などが小さくなる」
イ:「痩せて小さくなる」(例:細った体)
ウ:「力・勢い等が弱くなる」(例:声が細る)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+田(囟)。「より糸」の象形(「糸」の意味)と、
「乳児の脳の蓋(ふた)の骨が、まだつかない状態」の象形(「ひよめき
(乳児の頭のはちの、ぴくぴく動く所)」の意味)から、ひよめきのように微か、
糸のように「ほそい」を意味する「細」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「サイ」
訓読み:「ほそ(る)」、「ほそ(い)」、「こま(か)」、「こま(かい)」
常用漢字表外:「くわ(しい)」、「ささ(やか)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「くわし」
画数
「11画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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