「勝」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「勝」は小学3年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「かつ」(反意語:負ける)
ア:「戦ったり競い合ったりした結果、相手より優位な立場を占める。
競争相手を負かす。しょう。」(例:戦争に勝つ、勝利)
イ:「比べてみて、相手よりも優れている・上である。しょう。」
(例:技術では彼が勝っている、殊勝)
ウ:「利益を得る。儲ける」(例:パチンコで勝つ)
エ:「全体の中で、その要素・傾向が他より強く認められる。」
(例:赤みの勝った色)
オ:「仕事・責任等が、その人の力量を超えている」
(例:私の身分に勝った仕事)
カ:「そうしたい欲求等を、努力して抑える。また、努力して困難な
状態を切り抜ける。」(例:誘惑に勝つ、病気に勝つ)(同意語:克)
②「まさる(他と比べて価値・能力・身分等が優れている・上である。)」
(例:すべてにおいて勝っている)
③「かち(かつ事)」
④「景色・地形が優れている。優れた景色」(例:景勝)
⑤「たえる(~する事ができる、堪(こら)える)」(例:勝へず)
②「あげて(ことごとく、全部、すべて、残らず)」
⑥「盛ん」(例:勝会)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(朕+力)。「渡し舟の象形と上に向かって物を
押し上げる象形」(「上に向かって上げる」の意味)と「力強い腕の象形」
(「力」の意味)から、「力を入れて上げ、持ち堪(こた)える」を意味する
「勝」という漢字が成り立ちました。転じて(派生して・新しい意味が
分かれ出て)、「かつ、まさる」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「ショウ」
訓読み:「か(つ)」、「まさ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かず」、「かち」、「かつ」、「すぐれ」、「すぐる」、
「すぐろ」、「とう」、「のり」、「まさる」、「ます」、「よし」
画数
「12画」
部首
①「月(つき、つきへん(月偏)、にくづき(肉月))」
「月」を含む漢字一覧
②「力(ちから)」
「力」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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