「割」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「割」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「わる」、「さく」
ア:「刃物で切り分ける」
イ:「いくつかに分ける」(例:分割)
ウ:「分けて奪う」
エ:「分けて与える」
オ:「破る」
カ:「減らす」
キ:「切り取る」
ク:「断ち切る」
ケ:「壊す」(例:花瓶を割る)
コ:「割り算する」
サ:「押し分ける」、「割って入る」
シ:「多くの物の中に少しの物を混ぜる」(例:酒に水を割る)
ス:「細かにする」(例:事を割って話す)
セ:「打ち明ける」(例:腹を割る)
ソ:「一定の限度を下回る」(例:株価が1万円を割る)
タ:「まとまっているもの、組織などを分裂させる」(例:党を割る)
チ:「きまった範囲の外に出る」(例:土俵を割る、ラインを割る)
ツ:「ぶつかったりして、傷をつける」(例:ぶつかって額を割る)
テ:「足を開き膝を曲げ、体をまっすぐにした姿勢で腰を低くする」
(例:相撲で腰を割って寄り切る)
ト:「手形を割り引く」(例:手形を割る)
ナ:「追い求めて捜し出す」(例:ほしを割る)
②「われる」
③「わり」
ア:「二つの数量を比べた時に、一方が他方の何倍にあたるか
という関係」、「比率」(例:割合)
イ:「引き当て」(例:部屋割り)
ウ:「十分の一」(例:五割引き)
[裂・割の使い分け](さく)
「裂」・・・「無理に2つを離す。」(例:紙を裂く、仲を裂く)
「割」・・・「刃物などで切り分ける。」(例:魚を割く)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(害+刂(刀))。「刀」の象形と「屋根の象形ときざみ
つける象形と口の象形」(祈りの言葉を切り刻むさまから、「傷つける・
殺す・断ち切る」の意味)から、刀で「たちきる」を意味する「割」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カツ」
訓読み:「さ(く)」、「わり」、「わ(る)」、「わ(れる)」
常用漢字表外:「は(やす)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さき」
画数
「12画」
部首
「刂(りっとう(立刀))」
「刂」を含む漢字一覧
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