「錘」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「錘」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おもり(重さを増す為に付け加える物)。すい。」
(例:錘鉛、鉛錘)(同意語:重り)
ア:「秤(はかり-物の重さを調べる器具)で物の重さと
釣り合わせる為の金属」
イ:「釣りで魚を釣る為の糸・針を沈める為の鉛(なまり)」
ウ:「漁網を沈める為に付ける物」
②「重さの単位。8銖(はっしゅ)、または、6銖の重さ。
中国の周の時代の1銖は0.67グラム。」
③「つるす(物を紐や縄などで結んで下へ垂らす)。垂らす。」
④「火を吹き当てて、金属を鍛える器。また、鍛える。」
⑤「つむ」
ア:「糸を巻く際に中心となる棒。糸を巻き付ける棒。」
イ:「糸を紡(つむ)ぐ機械の付属品。鉄で作ったの太い針状の棒で、
回転して糸を巻き取ると同時にねじり合わせる働きをする。
すい。」(例:紡錘)
⑥「「⑤-イ」の数を数えるのに用いる」(例:工場には1千錘ある)
⑦「昔の中国の武器。棒の先に円球が付いた物。」
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(金+垂)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを
表した文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土の
中に含まれる「金属」の意味)と「草・木の花や葉の長く垂れ下がる
象形と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(「大地の
果ての遠くに垂れ下がった辺地(都会から離れた土地)」、「垂れる」
の意味)から、「秤に垂れ下げた金属のおもり」を意味する「錘」という
漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「スイ」
訓読み:「つむ」、「おもり」
画数
「16画」
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
「金」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「錐」、「垂」、「重」、「紡」
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |