「巻/卷」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「巻」は小学6年生で習います。「卷」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(巻) |
意味 |
①「まく」
ア:「長い物の一方を中心としてくるくるとまとめる」
イ:「束ねる」、「まとめる」
ウ:「収束する(分裂・混乱していたものが、まとまって
落ち着いた状態になる)」
エ:「とりまく」、「囲む」
オ:「くるくると回して上に上げる」
カ:「登山で、ルートの途中にある難所を避け、迂回して登る」
キ:「テレビ・演劇などで、予定した時間よりも早まる」
ク:「言葉も出ないほど驚いたり、感心したりする」(例:舌を巻く)
ケ:「酒に酔って、内容のないこと、不平などを繰り返し言う」(例:管を巻く)
②「ひざが曲がる」
③「まがる(曲)」、「まげる(曲)」
④「まき(巻物や書物。また、それを数える語)」(例:上巻)
⑤「握りこぶし」
⑥「髪が美しい」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「分散しかけたもの」の象形と「両手」の象形
(「両手で持つ」の意味)と「ひざを曲げている人」の象形から、「まるくまく」、
「たばねる」を意味する「巻」という漢字が成り立ちました。
※「巻」は「卷」の略字です。
※「卷」は「巻」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「カン」
常用漢字表外:「ケン」
訓読み:「まき」、「ま(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「まる」
画数
「9画」(巻)
「8画」(卷)
部首
「巻」の部首
「己・已・巳(おのれ)」
「己・已・巳」を含む漢字一覧
「卷」の部首
「⺋(ふしづくり(節旁)、わりふ、まげわりふ)」
「⺋」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(巻) |
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