「粗」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「粗」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あらい」
ア:「すきまが大きい」、「細かくない」(反意語:密)
イ:「手触りがなめらかでない」、「すべすべしていない」
ウ:「おおまか」、「おおざっぱ」、「詳しくない」、「念入りでない」、
「雑である」(例:粗末)(反意語:精)
②「あらあらしい」、「勢いが強く激しい」、「非常に乱暴だ」(例:粗暴)
③「良くない」(例:粗衣)
④「ほぼ(全部もしくは完全ではないが、それに近い状態であるさま、
だいたい、おおよそ)」
日本のみで用いられる意味
⑤「人に贈る物の頭につけて自分を控え目にする言い回し」(例:粗品、粗茶)
[粗・荒の使い分け](あらい)
「粗」・・・「大まか」、「大ざっぱ」(例:粗い縫い目)(「精」の反意語)
「荒」・・・「勢いが激しい」(例:金使いが荒い)(「穏やか」の反意語)
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成り立ち |
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形声文字です(米+且)。「稲の実の象形と稲の穂の象形」(「米」の意味)と
「台上に神へのいけにえを載せ積み重ねた」象形(「まないた」の意味だが、
ここでは、「疎(ソ)」に通じ(同じ読みを持つ「疎」と同じ意味を持つように
なって)、「はなれる」の意味)から、ねばりけのない米を意味し、
そこから、「あらい」を意味する「粗」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ソ」
訓読み:「あら(い)」
常用漢字表外:「ほぼ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「11画」
部首
「米(こめ、こめへん(米偏)、よねへん(米偏))」
「米」を含む漢字一覧
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