「精/精」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「精」は小学5年生で習います。「精」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(精) |
意味 |
①「くわしい」、「細かい」(例:精細、精巧)
②「心」、「魂」(例:精根、精神)
③「まこと(本当)」
④「真実の心」、「本当の気持ち」
⑤「神」
⑥「もののけ(人間に憑いて苦しめたり、病気にさせたり、死に至ら
せたりするといわれる怨霊、死霊、生霊など霊のこと)」、
「あやしく不思議なもの」(例:精霊)
⑦「白米(ついて白くした米)」
⑧「米をついて白くする」(例:精米)
⑨「まじりけがない」、「純粋」(例:精粋)
⑩「もっぱら(ある1つの事に集中するさま、ひたすら)」(例:精一)
⑪「すぐれている」(例:精鋭、精兵)
⑫「清い(汚れ・にごりなどがなく美しい、気持ちに損得を考えたり
かけひきしたりする気持ちがない)」、「清らか」(例:精純)
⑬「奥深い」
⑭「光」、「日月の光」
⑮「日・月・星」
⑯「もと」
ア:「生命の根源」、「生殖(生物が自らと同じ種に属する個体を
つくること)のもととなるもの」(例:精液)
イ:「万物を生成する陰陽の気」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(米+青(靑))。「横線(穂)と六点(米)」の象形(「米」の
意味)と「草・木が地上に生えてきた象形と井げたの中の染料(着色料)の
象形」(「青くすみきる」の意味)から、「きれいについた米」、「すんだ心」
を意味する「精」という漢字が成り立ちました。
※「精」は「精」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「セイ」、「ショウ(シャウ)」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「くわ(しい)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「あきら」、「きよ」、「きよし」、「くわし」、「しげ」、
「しら」、「すぐる」、「すみ」、「ただ」、「ただし」、「つとむ」、
「ひとし」、「まこと」、「まさし」、「もと」、「もり」、「よし」
画数
「14画」(精・精)
部首
「米(こめ、こめへん(米偏)、よねへん(米偏))」
「米」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(精) |
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