「近」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「近」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「ちかい」(反意語:遠い)
ア:「距離の隔たりが小さい。遠くない。きん。」(例:駅に近い、接近)
イ:「時間の隔たりが小さい。きん。」(例:年末に近い、近況)
ウ:「関係が深い。親しい。」(例:彼とは近い仲だ)
エ:「血の繋(つな)がりが強い。きん。」(例:近い親族、近親)
オ:「性質(特徴)・内容・程度等の隔たりが小さい」
(例:理想に近い相手)
カ:「遠くにある物がぼやけて見える(はっきり見えない)」
(例:ゲームのし過ぎで目が近くなる)
②「ちかづく」
ア:「距離の隔たりを小さくする」
(例:好きな人に近づく)
イ:「時間の隔たりが小さくなる。迫る。」(例:締め切りが近づく)
③「ちかづける(遠くにある物を別の物の傍(そば)に持ってくる)」
(例:肩を近づける)
④「距離の隔たりが小さい所」(例:近所)
⑤「可愛がる」(例:近幸)
⑥「身内」(例:近親、近属)
⑦「仲良くなる」、「仲が良い人」(例:親近、近密)
⑧「似る」、「似ている」(例:近似)
⑨「よくあてはまる」(例:近切)
⑩「わかりやすい」
⑪「浅い」
⑫「自分自身」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(辶(辵)+斤)。「立ち止まる足の象形と
十字路の象形」(「行く」の意味)と「曲がった柄の先に刃をつけた手斧」
の象形(「物を小さくする為の道具」の意味)から距離、時間を小さくする、
「ちかづく」を意味する「近」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キン」
常用漢字表外:「コン」
訓読み:「ちか(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「もと」
画数
「7画」
部首
「辵・辶・⻌(しんにょう(之繞)、しんにゅう(之繞))」
「辵(辶・⻌)」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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