「好」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「好」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「よい(感じがいい、望ましい、正しい、優れている、立派な、
人柄が良い、美しい、仲が良い)」
②「よしみ」(同意語:誼)
ア:「親しい付き合い・関係。また、その親しみ。」
(例:好みを結ぶ)
イ:「何らかの縁(巡り合わせ・運命)による繋(つな)がり」
(例:昔の好みで金を貸す)
③「よく」(同意語:善・良)
ア:「正しく」、「上手に」、「立派に」
イ:「親切に」、「丁寧に」
ウ:「多く」、「しばしば」、「~しがち」
エ:「十分に」
オ:「非常に」
④「よし(よろしい、それならば)」
⑤「すく」
ア:「人や物事に心が引きつけられる」、「魅力を感じる」
イ:「異性として、大事にしたいという気持ちを持つ」
ウ:「詩歌・書画などに夢中になる」
エ:「異性に対する心が移りやすい」
オ:「片寄ってある物事を好む」
⑥「よろこぶ(喜)」
⑦「このみ(このむこと)」
⑧「すき」
ア:「人や物事に心が引きつけられる事」、「魅力を感じる事」
イ:「片寄ってある物事を好む事」
ウ:「異性に対する心が移りやすい事」(例:好き者)
エ:「自分の思うままに振る舞うこと」(例:好きなだけ寝る)
⑨「このむ」
ア:「多くのものの中から特にそれを好きだと感じる」
イ:「特にそれを望む」、「強く欲しいと思う」
ウ:「面白くなるように工夫する」
エ:「注文する」、「注文して作らせる」
⑪「引き出物」
⑫「はなはだ(非常に)(甚)」
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成り立ち |
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会意文字です(女+子)。「両手をしなやかに重ねひざまずく女性」の象形と
「頭部が大きく、手足がなよやかな乳児」の象形すなわち、母親が子供を
抱く姿から「好」という漢字が成り立ちました。母親が子供を抱く姿は
「美しく、喜ばしい」事から「好」という漢字が生まれたのです。
それは、現代になっても美しい言葉として使われ続けています。
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読み
音読み:「コウ」
訓読み:「この(む)、す(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「こ」、「このむ」、「すみ」、「たか」、
「み」、「みよし」、「よし」、「よしみ」
画数
「6画」
部首
「女(おんな、おんなへん(女偏))」
「女」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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