「善」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「善」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「よい」
ア:「正しい」、「道理にかなっている(言っている事や行動にしっかりと
した理由・順序があり正しい)」(例:善道)
イ:「優れている」、「立派」、「美しい」
ウ:「たくみ(上手)」(例:善戦)
エ:「むつまじい(仲がよい、親しい)」(例:親善)
②「よく」(同意語:良)
ア:「正しく」、「上手に」、「立派に」(例:善処)
イ:「親切に」、「丁寧に」
ウ:「多く」、「しばしば」、「~しがち」
エ:「十分に」
オ:「非常に」
③「よくする」
ア:「立派に行う」、「うまく終わらせる」(例:善後策)
イ:「上手にできる」
ウ:「仲よくする」
④「よい事」、「よい行い」、「よい人」(例:善人)
⑤「徳目(徳を細かく分類したもの)の1つ。言っている事や行動に
しっかりとした理由・順序があり、正しいか・正しくないかを他人の
意見や周りの状況に流される事なく判断できる人。」
⑥「よいとする、よみする(よいと認めてほめる、大切にする、喜ぶ)」
[良・善の使い分け](よい)
「良」・・・「他より優れている」(例:頭が良い)
「善」・・・「道徳的に(人々が善悪をわきまえて正しい行為をなす
為に、守らなければならない規範(手本)に従っていて)
正しい」(例:善い行い)
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成り立ち |
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会意文字です(羊+言+言)。「ひつじの首」の象形と「2つの取っ手のある
刃物の象形と口の象形」(「原告と被告の発言」の意味)から、羊を神の
いけにえとして、両者がよい結論を求める事を意味し、そこから、「よい」を
意味する「善」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ゼン」
常用漢字表外:「セン」
訓読み:「よ(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さ」、「ただし」、「たる」、「よし」
画数
「12画」
部首
①「羊・𦍌・⺶・⺸(ひつじ、ひつじへん(羊偏))」
「羊・𦍌・⺶・⺸」を含む漢字一覧
②「口(くち、くちへん(口偏))」
「口」を含む漢字一覧
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