「疑」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「疑」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うたがう」
ア:「本当かどうかあやしく思う」
イ:「迷う」、「ためらう」
ウ:「未来を悪く考えて恐れる(怖がる、不安になる)」
エ:「怖くなって、少しずつ後退する」
②「うたがわしい」
ア:「本当かどうかあやしい」
イ:「似ていて区別しにくい」(例:疑似)
③「うたがい」
ア:「本当かどうかあやしく思う事」(例:疑惑)
イ:「心配」
④「うたがうらくは(たぶん~であろう、~ではなかろうかと思われる)」
(推量を表す語)
⑤「とどまる」、「じっと立つ」
⑥「定まる」
⑦「こる(ある物事に熱中して打ち込む、細かい所まで丁寧に仕上げる)」
(同意語:凝)
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成り立ち |
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象形文字です。甲骨文では、「人が頭をあげ思いをこらしてじっと立つ」
象形から、「うたがう」、「とどまる」を意味する「疑」という漢字が成りたち
ました。(金文になると、十字路の左半分・角のある牛・立ち止まる足の
象形が追加され、人が分かれ道にたちどまってのろま牛のようになる、
すなわち、甲骨文と同じで「うたがう」、「とどまる」の意味を表します。)
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読み
音読み:「ギ」
訓読み:「うたが(う)」
常用漢字表外:「うたぐ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「14画」
部首
①「匕(さじ、さじのひ、ひ)」
「匕」を含む漢字一覧
②「疋(ひき)」
「疋・𤴔」を含む漢字一覧
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