「詰」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「詰」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なじる(本当の事を言うまで厳しく質問する)」(例:難詰、面詰)
②「調べる」、「取り調べる」
③「曲がる」、「曲げる」
④「夜明け」、「朝」
⑤「つめる」
ア:「容器などに物を入れていっぱいにする」
イ:「穴やすきまに物を入れてふさぐ」
ウ:「長さを短くする」
エ:「節約する」(例:生活費を切り詰める)
オ:「最後の所まで行く」
カ:「十分に検討し尽くして物事の決着がつくようにする」
(例:話を詰める)
キ:「将棋などで、王将の逃げ場がないようにする」
ク:「休憩せず仕事を続ける」(例:深夜も詰めて仕事をする)
ケ:「呼吸を止める」(例:息を詰める)
コ:「指を切り落とす」(例:指を詰める)
サ:「決まった場所に出向き、用事に備えて待機する」(例:持ち場に詰める)
シ:「身動きできないような状況に追いこむ」(例:問い詰める)
ス:「最後・限界まで~する」、「休みなく~する」
(例:のぼり詰める、通い詰める)
セ:「一面に~する」(例:小石を敷き詰める)
ソ:「出勤する」
⑥「つまる」
ア:「すきまもなく入って、いっぱいになる」
イ:「ふさがる」
ウ:「長さ・幅や間隔などが短くなる」
エ:「困る」、「苦しくなる」(例:行き詰る)
オ:「最後のところまでいく」(例:詰まる所)
カ:「野球で、ピッチャーの投げた球がバットの芯からはずれた、
手もとに近い所に当たる」
⑦「つまり」
ア:「話の落ち着くところは」、「結局」
イ:「言い換えると」、「すなわち」
⑧「つめ」
ア:「つめる事」
イ:「穴やすきまをふさぐ物」
ウ:「物事の終わり」
エ:「物の端」
オ:「境目」
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成り立ち |
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形声文字です(言+吉)。「取っ手のある刃物の象形と口の象形」
(「(つつしんで)言う」の意味)と「斧などの刃物の象形と口の象形」
(刃物をまじないとして置いてめでたい事を祈る事から、「めでたい」
の意味だが、ここでは、「緊」に通じ(「緊」と同じ意味を持つように
なって)、「ひきしめる」の意味)から、「問いつめる」を意味する
「詰」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キツ」
訓読み:「つ(む)」、「つ(まる)」、「つ(める)」
常用漢字表外:「なじ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」
部首
「言(ごんべん(言偏)、げん、ことば(言葉))」
「言」を含む漢字一覧
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