「差」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「差」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「たがう」
ア:「食い違う」、「合わない」
イ:「そむく」、「反抗する」、「反対する」
②「たがい(誤り、間違い)」(例:誤差、差失)
③「交わる」
④「サ(2つを比べた時の合わない部分)」、「余り」
⑤「残り」
⑥「差し引き(ある数量から他の数量を引くこと)」
⑦「違い」、「隔たり」(例:差別)
⑧「品定めする( 品物の優劣や価値を判定する)」
⑨「等しくない」、「そろわない」(例:参差)
⑩「遣わす(上位者が下位者を行動させる)」(例:差遣)
⑪「使う」、「使役する(働かせる)」(例:差役)
⑫「いえる(病気が治る)」
⑬「やや(少しの間、少しばかり)」
日本のみで用いられる意味
⑭「さす」
ア:「潮が満ちて来る」
イ:「現れる」(例:赤みが差す)
ウ:「光線が入る」(例:日が差す)
エ:「水を入れる」
⑮「さし」
ア:「物差し(ものさし)」
イ:「差し向かい(二つの物が向かいあう事)」
[指・刺・挿・差の使い分け](さす)
「指」・・・「方向を示す。」(例:1番左の人を指す)
「刺」・・・「とがった物で突く。」(例:針を刺す)
「挿」・・・「間にさしこむ。」(例:挿し木)
「差」・・・上記、3つ以外のすべて(例:傘を差す、目薬を差す)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です。「ふぞろいの穂が出た稲」の象形と「左手」の象形と
「握る所のあるのみ(鑿)又は、さしがね(工具)」の象形から、工具を
持つ左手でふぞろいの穂が出た稲を刈り取るを意味し、そこから、
「ふぞろい・ばらばら」を意味する「差」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「サ」
常用漢字表外:「シ」
訓読み:「さ(す)」
常用漢字表外:「たが(う)」、「つか(わす)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「しな」、「すけ」
画数
「10画」
部首
①「羊・𦍌・⺶・⺸(ひつじ、ひつじへん(羊偏))」
「羊・𦍌・⺶・⺸」を含む漢字一覧
②「工(え、こう、たくみ、たくみへん(工偏))」
「工」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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