「恵/惠」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「恵」は中学生で習います。「惠」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「めぐむ」
ア:「気の毒に思って金品を与える」
イ:「親切にしたり、思いやりのある言葉をかけたりする」、
「目下の者や弱い者をかわいがって大事にする」
ウ:「神仏や上に立つ者が人々に幸福や利益になるものを与える」
②「めぐみ」
ア:「幸福や利益をもたらすもの」
イ:「かわいそうに思う心」、「思いやりの心」
ウ:「キリスト教で初めて犯罪をおかしてしまった時に、神に祈る
事によって与えられる神の愛による救済(許し)の事を言う」
③「さとい(賢い)」(例:知恵)
④「素直」、「従う」
⑤「美しい」
⑥「他人が自分に対してした行為に冠する敬語」(例:恵与)
|
|
成り立ち |
|
会意文字です(專の省略形+心)。「糸巻き」の象形(糸を糸巻きに巻き
つける意味から、転じて(派生して・新しい意味が分かれ出て)、
「一途(いちず)」の意味)と「心臓」の象形から、一途に心を傾ける事を
意味し、そこから、「めぐむ」、「いつくしむ」、「あわれむ」を意味する
「恵」という漢字が成り立ちました。
※「恵」は「惠」の略字です。
※「惠」は「恵」の旧字(以前に使われていた字)です。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「エ」、「ケイ」
訓読み:「めぐ(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あや」、「さと」、「さとし」、「しげ」、「とし」、
「めぐみ」、「めぐむ」、「やす」、「よし」
画数
「10画」(恵)
「12画」(惠)
部首
「心(こころ)」
「心」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |