「煮/煮」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「煮」は中学生で習います。「煮」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「にる(水などの中に食物を入れ、火にかけて熱を通す)」
②「にえる」
ア:「鍋(なべ)などの水や汁が十分に熱せられ、中に入れた食物によく
熱が通って食べられるようになる」
イ:「水に熱が加えられて熱い湯になる」
ウ:「はげしく怒る」、「いらいらする」(例:業が煮える)
日本のみで用いられる意味
③「にやす」
ア:「はげしく怒る」、「いらいらする」(例:業を煮やす)
イ:「にる(水などの中に食物を入れ、火にかけて熱を通す)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(者(者)+灬(火))。「台上にしばを集めつんで火を
たく」象形(「にる」の意味)と「燃え立つ炎」の象形から、「にる」を意味する
「煮」という漢字が成り立ちました。(「者」は「煮」の原字です。
「者」が「もの、こと」の意味を表すようになった為、「火」を付けて
区別しました。)
※「煮」は「煮」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「煮」は「煮」の略字です。
※原字とは、漢字「A」に複数の意味がある場合、その意味を明らかに
する為に、漢字「A」にある文字を加え漢字「B」が作られた際の、
漢字「A」の事を言います。
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読み
音読み:「シャ」
常用漢字表外:「ショ」(煮のみ)
訓読み:「に(える)」、「に(やす)」、「に(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「12画」(煮)
「13画」(煮)
部首
「灬(れっか(列火)、れんが(連火))」
「灬」を含む漢字一覧
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