「灬」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「灬」は常用漢字外です。「灬」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説 |
意味 |
※火が脚(下部)に付く時の形である。
①「ひ」
ア:「物が燃える時に生じる光と熱」
イ:「木材を蒸し焼きにして作った黒色の燃料を燃やして
おこした「ア」」
ウ:「細かく飛び散る「ア」」
エ:「「ア」の温(あたた)かみ」
オ:「建築物や山林などが焼けること」
カ:「(恋や怒りなどで)胸の中に起こる激しい感情」
キ:「狼煙(のろし-物を焼くことで煙を上げ、それを離れた所から
確認することによって情報を伝達する手段の事)」
ク:「月経(生理)」
②「燃える物(灯火・たいまつの類)」
③「光のあるもの」、「明かりを出すもの」
④「火の模様」
⑤「火の力を使う。また、火の力を使う道具」
⑥「五行の一つ(方角は南、季節では夏、星では火星、十干では
丙・丁、十二支では寅)」
※五行とは、木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべてのものは木・火・土・金・水から成り立っているとした古代、
中国の思想の事。
※十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・
己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称の事を言う。
(生物が生まれてから死ぬまでの循環過程を分けて表したもの)
※十二支とは、占いの道具として設定された子・丑・寅・卯・辰・巳・
午・未・申・酉・戌・亥の総称の事を言います 。
⑦「焼く」、「燃やす」、「焼ける」、「燃える」
⑧「急ぐ」、「物事の差し迫ること」
⑨「唐代の兵制で十人一組の呼び名」
⑩「四大(地・水・風・火)の一つ」
⑪「火曜日の略(七曜の一つ)」
※七曜とは、目で見える惑星を五行と対応させた火星・水星・木星・金星・
土星と、太陽・月を合わせた七つの天体の事を言う。
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成り立ち |
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象形文字です。「燃え立つ炎」の象形から「ひ」を意味する
「灬」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カ」、「コ」
訓読み:「ひ」、「ほ」
画数
「4画」
部首
「灬(れっか(列火)、れんが(連火))」
「灬」を含む漢字一覧
部首解説:
「灬」は火が脚(下部)に付く時の形。「灬」をもとにして、「火を
用いる道具や火の動作や特徴」などに関する漢字ができている。
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