「艶/艷/豓/豔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「艶」は中学生で習います。「艷/豓/豔」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なまめかしい」
ア:「姿やしぐさが色っぽい(異性をひきつける魅力がある)」
イ:「若々しい」、「光沢があって新鮮である・美しい」
ウ:「優雅(姿やしぐさが上品で美しい)」
エ:「物や景色などが美しく、いい雰囲気を作り出している」
②「あでやか(女性の姿がなまめかしいさま)」
③「つや」
ア:「物の表面から出るしっとりとした光」、
「光沢(光の反射による、物の表面の輝き)」
イ:「(なめらかで・張りがあって・新鮮で)美しいこと」
ウ:「おもしろみ」
エ:「味わい・おもむき(自然と作り出される(いい)雰囲気)」
オ:「男女間の恋愛に関する事柄のこと」
カ:「思わせぶり(期待させるような態度)」
キ:「内にこもった古典的な(歴史的価値をもつ)美しさ」
④「つややか」
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成り立ち |
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[豔・豓の成り立ち]
会意兼形声文字です(豐+盍)。「草・木が茂っている象形と頭がふくらみ
脚が長い食器(たかつき)の象形」(「豊かに盛られた、たかつき」、「豊か」
の意味)と「物をのせた皿にふたをした」象形(「覆う」の意味)から、顔形が
豊かで満ち足りている事を意味し、そこから、「姿やしぐさが色っぽい(異性を
ひきつける魅力がある)」、「顔・形が美しい」を意味する「豔・豓」という漢字が
成り立ちました。
※「豔・豓」は「艶」の旧字(以前に使われていた字)です。
[艶の成り立ち]
会意文字です(豊(豐)+色)。「草・木が茂っている象形と頭がふくらみ
脚が長い食器(たかつき)の象形」(「豊かに盛られた、たかつき」、「豊か」
の意味)と「ひざまずく人」の象形と「ひざまずく人の上に人がある」象形
(「男・女の愛する気持ち」の意味)から、「男・女の愛する気持ちが豊か」
を意味する「艶」という漢字が成り立ちました。
※「艶」は「艷」の略字です。
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読み
音読み:「エン」
訓読み:「つや」
常用漢字表外:「あで(やか)」、「うらや(む)」、「なまめ(かしい)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「おお」、「もろ」、「よし」
画数
「19画」(艶)
「24画」(艷)
「27画」(豓)
「28画」(豔)
部首
「艶・艷」の部首
①「色(いろ)」
「色」を含む漢字一覧
②「豆(まめ、まめへん(豆偏))」
「豆」を含む漢字一覧
「豓・豔」の部首
「豆(まめ、まめへん(豆偏))」
「豆」を含む漢字一覧
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「豊」、「光」
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