「胆/膽」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「胆」は中学生で習います。「膽」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きも」(同意語:肝)
ア:「肝臓(アルコールの分解や栄養素の貯蔵・供給などを行う器官)」
イ:「内臓(体内にある空間を持つ器官)の総称」
※器官と組織について
似た細胞が集って同じような働きをしているとき、これを組織といい、
この組織が集って目的をもった共同の作業をするとき器官という。
ウ:「胆力(恐れたり、あれこれ考えて迷ったりしない心)」
エ:「気力(困難や障害に負けずに物事をやり通す強い心)」(例:胆力)
オ:「心」、「真心(本当の気持ち)」
カ:「物事の重要な部分・大切な部分」
キ:「思慮(注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。)」
ク:「工夫(良い方法や手段を見つけようとして、考えをめぐらすこと。
また、その方法や手段)」
②「決断力」
③「拭(ぬぐ)う(ふいてきれにする)」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(月(肉)+旦(詹))。 「切った肉」の象形と「屋根の
棟(最も高い所)から、ひさし(屋根の下端で、建物の壁面より外に
突出している部分)に流れる線の象形と音響の分散を表した文字と
取っ手のある刃物の象形と口の象形」(「くどくど言う」の意味だが、
ここでは、「ひさし」の意味)から、肝臓をひさしのようにして位置する
器官、「きも」を意味する「膽」という漢字が成り立ちました。
※「胆」は「膽」の略字です。
※「膽」は「胆」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「タン」
常用漢字表外:「トウ」
訓読み:「きも」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「い」
画数
「9画」(胆)
「17画」(膽)
部首
「月(つき、つきへん(月偏)、にくづき(肉月))」
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