「寧」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「寧」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「やすい(悩みがない状態だ、心が穏やかだ)」
②「やすらか」(例:安寧)
ア:「穏やかで変わった事がないさま」、「ゆったりと落ち着いているさま」
イ:「何の心配もないさま」
③「やすんずる(やすらかになる、安心する)」
④「ねんごろ(心のこもっているさま、細かい所まで気を配るさま)」
(例:丁寧)
⑤「里帰りする」(例:帰寧)
⑥「いずくんぞ(疑問・反語の助字。どうして~だろうか。)」
⑦「なんぞ(疑問・反語の助字。どうして~だろうか。)」
⑧「むしろ(一方を選択する形の助字。~より~がよい。)」
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成り立ち |
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会意文字です(宀+心+皿+示)。「屋根・家屋」の象形と「心臓」の
象形と「水盤(すいばん)」の象形と「神にいけにえをささげる台」の象形
から、屋内に水盤を置いて神に願い事をし、心を安らかにする意味を
表し、そこから、「やすらか」を意味する「寧」という漢字が成り立ちました。
借りて(同じ読みの部分に当て字として使って)、「むしろ」、「なんぞ」等の
助字としても用いるようになりました。
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読み
音読み:「ネイ」
常用漢字表外:「デイ」、「ニョウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:
「いずく(んぞ)」、「なん(ぞ)」、「ねんご(ろ)」、「むし(ろ)」、「やす(い)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さだ」、「しず」、「やすし」
画数
「14画」
部首
「宀(うかんむり(ウ冠))」
「宀」を含む漢字一覧
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