「沸」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「沸」は中学生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「わく」
ア:「水などが熱せられて液体の内部から、泡がのぼり始める」
(例:沸騰)
イ:「適当な熱さになる」(例:風呂が沸く)
ウ:「感情が高ぶる」、「熱狂して騒ぎ立てる」(例:沸声)
エ:「(水などが)わき出る」(例:沸々)(同意語:涌・湧)
オ:「発酵する(食べ物が微生物の働きによって分解されて変化する)」
カ:「川や潮の流れに逆らうように波が巻き上がる」
②「わかす」
ア:「水などを熱して、液体の内部から、泡がのぼり始める
ようにする」
イ:「熱を加えて水などを熱くする」
ウ:「熱狂させる」、「夢中にさせる」
エ:「金属を熱して溶かす」
③「にえ湯(熱くて、泡がのぼり立っている湯)」
④「注ぐ」
⑤「泉のわきでるさま」
⑥「水の音」
|
|
成り立ち |
|
形声文字です(氵(水)+弗)。「流れる水」の象形と「からまるひもを2本
の棒で振り払う」象形(「除き去る」の意味だが、ここでは、「噴」に通じ
(「噴」と同じ意味を持つようになって)、「ふきだす」の意味)から、「水が
噴き出す」、「わく」を意味する「沸」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「フツ」
常用漢字表外:「ヒ」
訓読み:「わ(かす)」、「わ(く)」
常用漢字表外:「た(てる)」、「にえ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「8画」
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |