「煤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「煤」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すす」
ア:「有機物(動植物体を構成している物質)が完全に燃焼しなかった
場合にでる黒い物質」
イ:「アを含んだ煙とほこりが一緒になって天井や壁などについたもの」
ウ:「すす色(薄い黒色)の略」
②「すみ(墨)」
③「石炭(地中に堆積 (たいせき) した過去の植物が、埋没後長い年月
の間に分解・炭化した可燃性の岩石)」
日本のみで用いられる意味
④「すすける」
ア:「すすがついて黒く汚れる」
イ:「古くなって汚れた色になる」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(火+某)。「燃え立つ炎」の象形と「口中に一線
引いた象形(食物を口にはさむさまを表し、「うまい」の意味だが、ここでは、
「祈りの言葉」の意味)と大地を覆う木の象形(「木」の意味)」(子が授かる
ように祈るのに用いる木「梅」の意味)から、梅の木を燃やした際に
出る黒い物質「すす」を意味する「煤」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「バイ」、「マイ」
訓読み:「すす」、「すす(ける)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」
部首
「火(ひ、ひへん(火偏))」
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