「故」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「故」は小学5年生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「もと(昔、以前)」
②「もとの」
ア:「以前の」
イ:「死んだ」、「人の名前の上につけて死んだの意味を表す」(例:故人)
③「もとより」
ア:「初めから」、「以前から」
イ:「確かに」、「本当に」
④「古い」
⑤「古い事柄」、「古くからある習慣」、「先例」(例:典故)
⑥「古くからの知り合い」(例:故旧)
⑦「年寄り」、「年長者」(例:故老)
⑧「死ぬ」(例:物故)
⑨「ゆえ(理由、わけ)」
⑩「ゆえに(それだから)」
⑪「こと」
ア:「事柄」、「出来事」(例:世故)
イ:「仕事」
ウ:「災い(人に不幸をもたらす出来事)」(例:事故、故障)
エ:「むほん(国家・君主・主君にそむく事)」
オ:「うらみ(手からひどい事をされて、機会があれば、
仕返ししようと思う気持ち)」
⑫「ことさら(わざと、わざとする)」
(例:故意)
⑬「解き明かし。=詁」(例:訓故=訓詁)
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(古+攵(攴))。「固いかぶと」の象形(「固くて古い」の
意味)と「ボクッという音を表す擬声語と右手の象形」(「強制する」の意味)
から、古く固くしてしまう事を意味し、そこから、「死ぬ」、「わざわい」等を
意味し、また、「古(コ)」に通じ(同じ読みを持つ「古」と同じ意味を持つ
ようになって)、「ふるい」の意味、「固(コ)」に通じ、「以前から」を意味する
「故」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「コ」
訓読み:「ゆえ」
常用漢字表外:「ことさら(に)」、「ふる(い)」、「もと」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「ひさ」
画数
「9画」
部首
「攵(のぶん(ノ文)、ぼくづくり(攵旁)、ぼくにょう(攵繞))」
「攵」を含む漢字一覧
|
書き順・書き方 |
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |