「科」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「科」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「か」
ア:「物事を種類・特徴等によって分ける事。
分類された部門の一つ一つ。」(例:科目、学科)
イ:「事柄によっていくつかに分けて書き並べたもの」(例:科目)
ウ:「のり(法律、規範(手本)、おきて、決まり、法則、制度)」
(例:科禁、科条)
エ:「罪を区分した法律を箇条書きにした文。また、それで罪を
決める事。」(例:罪科、前科)
オ:「中国で、官吏(中国の役人(公務員))登用試験の項目。
また、その試験。」(例:科挙)
カ:「俳優(役者)の動作(しぐさ)」(例:科白)
キ:「等級(上下・優劣の順位を表す段階。位。)」(例:科第)
ク:「物事を種類・特徴等によって分ける」、「割り当てる」
ケ:「生物を分類する単位」(例:ネコ科の動物)
コ:「とが(過ち、間違い、失敗、罪)」(例:罪科)
②「かする(刑罰を与える、罰金を支払わせる)」(例:罰金を科する)
③「しな(ちょっとした媚 (こび-人の気に入るように振る舞う事、異性を
引きつけるような魅力的な態度を取る事) を含んだ身ぶりやしぐさ
をする事」(例:科を作る)
④「穴」、「窪(くぼ)み」
⑤「うつろ(虚・空)」、「むなしい(虚・空)」
[科・課の使い分け](かする)
「科」・・・「刑罰として金を支払わせたり、労働させたりする」
(例:罰金10万円を科する)
「課」・・・「義務として割り当てる」(例:租税を課する)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(禾+斗)。「穂の先が茎の先端に垂(た)れ
かかる穀物」の象形(「稲」の意味)と「物の量をはかる為の柄のある、
ひしゃく」の象形から、稲の量をはかる事を意味し、そこから、
「区分、等級」を意味する「科」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「しな」、「とが」、「あな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「もと」
画数
「9画」
部首
「禾(のぎ、のぎへん(ノ木偏))」
「禾」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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